インターネット広告はYahoo!やGoogle、SNSのような有力な媒体に少額で広告が出せる為、ネットショップやブログなどサイトの集客に効果的な広告になります。
ネット広告初心者のために概要とおすすめの広告を紹介します。
■インターネット広告のメリット
- 集客効果を比較的短期間で得られる
- 少額の予算から広告を出稿できる
- 広告の配信先を詳細に設定できる
- 広告効果の分析と改善がしやすい
- 広告出稿中も内容をすぐに変更できる
■デメリット
- 広告結果の分析と改善を繰り返す必要がある
- 競合の状況によっては広告費が高騰する場合がある
- 適切な広告運用のために知識やスキルが必要になる
■インターネット広告の選び方
インターネット広告の媒体を選ぶ際には、自社の目的に合った広告手法の選択とターゲットの属性に合わせた選択が重要です。把握すべき顧客層や属性は、以下4つに分類されます。
無関心層:自分の悩みに気付いていない、または無関心の状態
潜在層:悩みには気付いているが優先順位の低い状態
顕在層:悩みに対して優先度が高く解決したい気持ちが強い状態
既存顧客層:すでに自社商品・サービスを使用している状態
■主なインターネット広告の特徴
インターネット広告特徴を以下にまとめました。どの広告媒体が自社に合うか参考にしてください。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- リターゲティング広告(リマーケティング広告)
- SNS広告
- アドネットワーク広告
- アフィリエイト広告(成果報酬型広告)
- 動画広告
- 記事広告
■リスティング広告
【特徴】
- 検索エンジンの検索結果ページに出稿
- キーワードごとに広告出稿できる
- 潜在層・顕在層向き
リスティング広告は、検索エンジンの検索結果ページ上に、検索キーワードに関連した広告を表示する広告形式です。リスティング広告が利用可能な検索エンジンとしてGoogleやYahoo!が挙げられます。
検索エンジンで検索されたキーワードに対して訴求できるため、ユーザーの課題に対してピンポイントに広告配信が可能です。リスティング広告はクリック課金を採用しており、広告をクリックした際にのみ課金されるため、広告運用初心者でも効率的な広告運用ができます。
リスティング広告は、検索エンジンで検索する機会の多い商品・サービスを提供している企業にオススメです。
■ディスプレイ広告
【特徴】
- Webサイトやアプリ内にバナー上の広告を表示
- 多くの配信先に出稿できるため認知拡大に向く
- 潜在層向き
ディスプレイ広告は、Webサイト上やアプリ内にバナー広告を表示する広告形式です。主にGoogleディスプレイ広告やYahoo!ディスプレイ広告などが利用されています。
ディスプレイ広告は、画像やビジュアルで見せるバナー広告のため、ユーザーの注意を引きやすく、ブランドイメージの向上に効果的です。課金方式は、クリック課金とインプレッション課金、コンバージョン課金を採用しています。ブランド認知を広めたい企業や、広告費を抑えながら多くのページに広告配信したい企業に有効な広告手法です。
■リターゲティング広告(リマーケティング広告)
リターゲティング広告(リマーケティング広告)はディスプレイ広告の一種で、すでにWebサイトやページにアクセスしたユーザーに対して、関連度の強い広告を再度配信する追尾型の広告形式です。リターゲティング広告によって再度広告を配信することで、商品サービスに興味のある訪問ユーザーに対して効率的に再アクセスや購入につなげられます。
リターゲティング広告の課金方式には、クリック課金とインプレッション課金があります。再訪問するユーザーの獲得を目的としているならば、リターゲティング広告は高い効果が期待できます。
■SNS広告
【特徴】
- 各SNSに広告を出稿できる
- ターゲット属性ごとに合わせた広告出稿ができる
- 顕在層向き
SNS広告は、以下のようなソーシャルメディアで配信できる広告形式です。
- TikTok
- LINE
各SNS媒体の利用者属性を活用して、ターゲットユーザーへの的確なアプローチが可能です。広告は各SNSの投稿やタイムラインに馴染むように配信されるため、ユーザー目線で不自然のない広告出稿ができます。
SNS広告の課金方式は、各SNSに応じて異なる設定が可能です。共通する課金方式には、クリック課金やインプレッション課金があります。SNSを積極的に活用しており、各SNSにいるターゲット属性を理解している企業は、スムーズにSNS広告を開始できます。
■アドネットワーク広告
【特徴】
- 複数のWebサイトやページに一括した広告配信ができる
- 一度の出稿で多くの広告を表示できる
- 潜在層向き
アドネットワーク広告は、複数のWebサイトに一括して広告を配信できる広告です。アドネットワーク上にはWebサイトが大規模に集約されているため、一度の広告出稿で多数のWebサイトへの広告表示が可能です。
予算を抑えつつ多くの認知を取りたい企業に有効な広告形式といえます。アドネットワーク広告の課金方式は、クリック課金とインプレッション課金があります。
■アフィリエイト広告(成果報酬型広告)
【特徴】
- 外部のサイトやSNSに商品サービスを紹介してもらえる
- 成果報酬型の課金方式が選択可能
- 潜在層・顕在層向き
アフィリエイト広告は、ブログやWebサイト上に商品やサービスの紹介リンクを掲載して、リンクから商品やサービスが購入されると報酬が発生する広告形式です。成果報酬型広告とも呼ばれています。
アフィリエイト広告では、広告主・仲介役のASP・広告を配信するアフィリエイターという三者の関係性で構成されています。広告出稿までの手順は、以下の通りです。
STEP 01:広告主がASPに広告掲載を依頼
STEP 02:ASPサイトに広告が掲載
STEP 03:ASPサイトに掲載された広告リンクをアフィリエイターが取得
STEP 04:アフィリエイターが所有するメディアで広告リンクを掲載
STEP 05:広告リンクから商品サービスが購入されると報酬が発生
アフィリエイト広告は、アフィリエイターが紹介しやすいサービスを提供している企業や、商品サービスへの評価や信頼性が高い企業にオススメです。
■動画広告
【特徴】
- 動画を活用した広告を配信できる
- より強いインパクトをユーザーに与えられる
- 潜在層・顕在層向き
動画広告は、YouTubeやニコニコ動画などの動画共有サイトをはじめ、TwitterやInstagramなどのSNS、その他Webページなどで配信できる動画形式の広告です。
YouTubeによる動画広告の他に、TwitterやInstagramなどのSNS広告でも動画による広告配信が可能です。動画広告の課金方式は、大きく分けてクリック課金とインプレッション課金と視聴回数に応じたCPV(Cost Per View)課金が採用されています。
動画広告は、細微な情報を短時間で印象的に見せたい企業や、商品サービスのブランドをより強めたい企業にオススメです。
■記事広告
【特徴】
- ニュースサイトやブログなどに広告記事を出稿できる
- 潜在層・顕在層向け
記事広告は、他メディアのニュースサイトやブログ上に自社が作成した記事を掲載する広告形式です。商品やサービスに関する情報が含まれた記事を、ユーザーに対して情報提供して訴求可能です。他社メディアに掲載されるため、掲載先の信頼度が高いほど商品サービスへの信用向上を期待できます。
記事広告は、記事掲載ごとに料金が発生する形式が主流です。一方で、SmartNewsは新しい記事広告の形式として、動画と画像バナーを用いた運用型ディスプレイ広告の形式が選択できます。
以上、インターネット広告を選ぶ際の参考になれば幸いです。
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